このたび、一般社団法人日本介護事業連合会の会長の大任を拝命いたしました、愛知治郎で ございます。日本は今、2025年問題が目前に迫る超高齢化社会です。
少子高齢化による労働力人口の減少、介護・医療スタッフの減少・社会保障費の増大・そし て空き家問題と喫緊の課題は多く、政府は対策として、介護・医療業界において、地域包括ケアシステムの構築、ICT化、賃上 げによる離職防止、外国人労働者の確保等、様々な課題に取り組んでいます。
これからピークを迎える高齢者の方々が不安にならず、安心して老後を迎え生活できるよう、これまで以上によりよい福祉社会を構築しなければなりません。
また、介護が必要な高齢者を支える現役世代の方々の環境を整えることも急務です。介護離 職に伴う労働人口の減少は介護をする本人だけが大変になるだけでなく、家族、親戚、そし て未来を託される子供たちにも影響し、さらに日本経済にも波及してしまいます。 働き盛りの現役世代の方々が、仕事を辞めることなく家庭を守りつつ、そして介護が必要な 高齢者をしっかり支えられる制度作りも推し進めなければなりません。
日本介護事業連合会は介護を必要とする高齢者のみならず支える現役世代、そして未来を 託すべく子どもたちが「安心」して生活できるよう、産官学民からなる多数の有識者に役員として参加いただき、介護・医療と連携し関係各所へ 働きかけ直面する課題へ取り組んでまいります。